6月11日の日記

ちゃんと別れるために。

電話の向こうで雨が音を立てる。
長い沈黙の間に鳴り響く。

もう心は変わらない。
繰り返すこともない。

なんどもすきになれる気がしてたけど、もう。

向こうは会わなきゃ納得しないかもしれない。
いまは会いたくないけど。
ちゃんと好きって言ってくれない人で。
別れるって時に初めてちゃんと告られるなんて皮肉だよ。

バイトの新人で男に甘える子が入ってきた。
前好きだったあの人にだけは甘えないで。
あたしのポジションを奪わないで。
彼女にはなれないからせめてそのポジションだけは
誰にもわたしたくないの。

お互いに二番目に好きなのかもしれない。

こころ穏やかに暮らしたい・・・